立川駅北口ラーメン屋ばんから

立川駅北口をでてすぐ左側の大通り、第一デパートの先にあるのがラーメン屋ばんから。
すぐ先には、予備校や学習塾が一杯あるので、夕方は高校生が大勢歩いてるのがこの大通りだ。
豚骨ラーメン600円の食券を買う。
店は奧に細長く、一番奥に厨房がある。
左側にはカウンター席があり、右側にはおくにテーブル席もある。
内装は山小屋風で、木目の板がカウンターに打ちつけてあり、壁に大きな文字で落書きのような毛筆の字が書いてある。
女の子が運んできた豚骨ラーメン。
麺は細麺で縮れがなく、豚骨ラーメンでよく使われる九州風の麺。
噛むと芯のある細麺。
具は、細めの青ネギが刻んで載せてあり、やや大きめの海苔が一枚。
キクラゲを刻んだ物が少量、焼き豚はかなり小さめで厚さも薄目。
焼き豚はかなり油っぽく、やや癖がある味。
見た目は確かに九州風の豚骨ラーメンで、油も浮いてるしスープはややとろみのある黄色みがかった白色。
レンゲでスープを口に入れてみると、舌が触れた瞬間はたしかに豚骨スープの味。
だが、舌先でスープを口の中で転がして味わうと、豚骨スープ特有の舌に絡み付くこくのある味がない。
それにこのスープ味が薄すぎて、出汁の味が全然しない。
ラーメンのスープという物は口に含むと味が口全体に広がり、飲み込んだ後も口の中に味が残る物だが、このスープ飲んでも味が残らない。
まるで給食の牛乳スープを飲んだような味。
600円という値段を考えればこの味も仕方ないのだろう。
この店、学生が大勢通る場所なので、学生向けに安い値段でラーメンを出すというのが趣旨の店らしい。

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立川駅南口ラーメン屋三代目けいすけ

立川駅南口駅ビルAreareaの三階、ラーメンスクエアにある三代目けいすけ。
店は角にあるせいかL字形をしていて、正面に左右に長いカウンターがあり、左側奧にはテーブル席が並んでいる。
天井は黒、壁は赤、椅子とテーブルは白木風でシートのビニールは緑色。
黒と赤と、緑色の組み合わせは歌舞伎の舞台みたいだ。
頼んだのは紅香油ラーメン750円。
女の子が運んできたのは、黒くて砲弾をひっくり返したような器で脇に穴があり、そこに箸が指してある。
かなり洒落た出し方で、箸には香味野菜のバジルの葉が挟んである。
一番上に細い棒状の赤い物が載っていて、糸唐辛子らしい。
ネギは小ネギを4センチくらいの長さに切った物と、普通の長ネギを斜めに刻んだ物が混ぜてある。
それに肉のかたまりは鶏肉を煮たものらしい。
麺は断面が四角い長方形のやや太めの平麺。
スープは量がかなり少なく、味がかなり濃くてスープというより、タレという感じ。
このタレ、いろいろな素材を使っているらしいのだが、味が色々混ざってるというのは分かるが、料理の味としてはとても表現しようの無い、なんだか判らないがともかく濃くてきつい味。
この店かなり評判の店らしいが、私にはまったく理解不能な味。
我慢して食べ終わっても、感想の言葉も浮かばない。

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立川駅南口ラーメン屋いちや

立川駅南口アレアレア三階、ラーメンスクエアの「いちや」。
店の中は、左奧の四角い角が厨房になっていて、厨房の周りにカウンター席はない。
全部がテーブル席で、カウンター前に大きなテーブルがあり、それがカウンター席の替わりになってる。
内装はベージュ色で、ちょっと見た感じは喫茶店風。
周りの壁は、店の巨大なポスターがずらりと並ぶ。
厨房の周りには、錆びたトタンの波板をコラージュ風に貼り付けてある。
この店のラーメン。こってり、まんなか、あっさり、とスープが三種類選べる。
ひとまず「こってりラーメン」700円を頼む。
出てきたのは、スープの上に鶏の脂らしい屑がいっぱいに浮いたスープ。
だけど、スープ自体は普通の透明なあっさりしたスープだ。
麺は箸ですくうと断面が四角のやや細めで縮れてる。
ゆで上がりに透明感があり、噛むと歯ごたえもあり麺の風味もある東京風の麺。
スープは醤油味がやや薄目で、出汁の味が濃い。
鶏ガラと魚系の材料でつくったらしいスープは風味があり、楽しめる味だ。
このスープ舌を刺すような味があり、胡椒の味がすこし強い。
関東風の、標準的なスープと比べると、やや醤油味が薄く出汁が濃い。
関東風のスープを関西風にアレンジしたような味だ。
焼き豚はお月さまみたいにまん丸で、かなり大きい。
箸で摘もうとしても形が崩れてしまうくらい柔らかで、舌の上で溶けてしまいそう。
海苔も一枚載ってるが、これが普通のラーメンに載ってる海苔より数倍大きく、乾燥した海苔でなく、生の風味のある海苔。
メンマは小さいのが二切れだけ。
ネギは小ネギではなく、普通のネギを刻んだネギで、ネギの風味がする。
器は、真っ白で飾り気のない器。
東京風の標準的なラーメンにアレンジを加えたスタイルのラーメンで東京の人には向いた味だ。
厨房で調理中の男の子が二人、私語を交わしながら調理しているのは、料理を出す店としてはあまり感心しない。
店にロックの音楽を流すのも、ちょっとうるさい。

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立川駅南口ラーメン屋風来軒

立川駅南口、アレアレア3Fラーメンスクェア一番奥の店が風来軒。
店に入った感じは、厨房が端にあり、厨房前がちょっと狭いカウンター席4席。
厨房横は配膳口になっていて、ほかに壁際にカウンター席、奧にテーブル席が並んでいる。
内装は普通に壁はクリーム色で、テーブルと椅子は木目調。
照明が電球を上からつる下げて、ガラスの傘を使っているのがちょっと変わってる位。
大きな鍋が、入り口とカウンターに置いてあるが中はなにもなくただの飾りらしい。
今日は自動販売機一番右の豚骨ラーメン680円を頼んでみる。
出てきた器は、黒の時に角型のSの字マークが付いた中華風で、お決まりの龍の絵もついてる。
具は、やや大きめの焼き豚が二枚。海苔が一枚、刻みネギ一つかみ、それにキクラゲを細く刻んだもの。
刻んだキクラゲというのもちょっと変わってるが、とくに味が付いてる訳でもなかった。
麺はやや細めの断面の四角い麺だが、ゆで上がりにやや芯のある麺。
焼き豚は味付けがやや濃い目で、やや癖のある仕上がり。
スープは、レンゲですくってみると、ポタージュスープのような濁りがあり、仕上げにスープを濾過してないらしく、細かい豚骨の屑が混じり合ってかなり癖の強い仕上がりだ。
一口に豚骨スープといってもいろいろだが、これだけ癖の強い仕上がりのスープにはいろいろと好みが別れる所。
食べ慣れれば美味しいのだろうが、初めて口にして美味しく味わえる風味のスープではない。

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立川駅北口ラーメン屋一撃

立川駅北口、モノレール駅の先の伊勢丹と高島屋の間の大通りを左に100メートルほど。
ダイソーの新店の向かい側にあるのが、ラーメン屋一撃。
駅からはかなり離れているので、地元の人以外にはあまり知られていない。
店の作りは外から見ると、山小屋風の和風。
中に入ると、厨房を取り囲むようにコの字形にカウンターがある。
この厨房は中が随分と広くて、カウンターの周りはすぐ壁。
内装も山小屋か農家をイメージしたらしく、荒い削りの板が壁に貼り付けてあり、天井も太い木の柱が見える。
カウンターのコンクリートにビー玉や、大きなおはじきのガラスがはめ込んであるのも面白い。
このカウンターかなり低い作りなので座っていても、厨房のなかが見渡せる。
厨房の正面に煉瓦で作ったかまどが見えて、大きな釜でスープを煮ているのが見える。
かまどの下にあるのは、旧式のガスコンロだ。
その脇にもガスコンロの上にのせた鍋でスープを煮ている。
頼んだのは普通の醤油ラーメン750円。
丼に入ってる具をまず確認すると、かなり大きめな焼き豚にメンマが5、6本程度。
刻んだネギの上に、黒く焼いたニンニクを粉にして載せてある。
味付けの半熟卵が半分と、小さな海苔、それにおそらく高菜らしい茹でた青菜が数切れ載ってる。
麺はやや細めで断面が四角く縮れていて、ゆで上がりに透明感がありやや腰が強い東京風。
焼豚はそれほど厚みはないが、それでも他のラーメン屋の二倍はある大きさで食べた感じもよく出来た焼豚だ。
卵もちゃんと味が染みている。
スープは味はやや濃いめだが、その割にはあっさりとした、東京風の味わい。
値段の割には具も多く、ゆで卵と青菜が載っていると、食後の満足感がずいぶんと違う。
奇をてらうことのない東京ラーメンの原点ともいえる味で、東京生まれの人なら誰でも安心して楽しめる名品だ。

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立川駅南口ラーメン屋日高屋

立川駅南口、駅をでてすぐアレアレア前の通を左の曲がって50メートル先の角にあるのがラーメン屋の日高屋
北口の伊勢丹わきにもあるが、南口店のほうは北口店よりは狭い。
店は一階がカウンターと、テーブル、二階が厨房とカウンターとテーブル席になっている。
内装は、黒と茶を基本色にした落ち着いた雰囲気で大きなぼんぼり風の照明が席の上に吊してありラーメン屋にしては上品な雰囲気。
この店のラーメン、中華ソバ一杯390円というのは安い。
アレアレアのラーメンスクエアで食べると、ラーメン一杯でも700円以上の値段が当たり前。
それに比べたら390円というのは、お金が無いときにも気軽に食べられる値段だ。
注文して店員が運んできた中華ソバ、具はやや小さめの焼き豚二切れ、メンマが一つかみ、刻んだネギが一つかみ、それに四角い海苔が入ってる。
地味な具だが、390円にしてはちゃんとした物。
麺はやや細めで断面が四角、ゆで上がりが透明感のあるすこし柔らかめで腰のある麺。
東京でラーメンといえば、これが普通の麺だ。
スープもやや濃い味だが、昔懐かしい東京ラーメンの味。
器が内側にあの懐かしい、四角いSの字が並んで、龍の絵のある器というのも嬉しい。
高校生の頃学校の帰りにラーメン屋に寄って食べた頃の味を思い出す。
焼き豚も、歯ごたえがあってそれでいて柔らかみのある味のしっかりしたちゃんとした焼き豚。
最近は東京でもいろいろ地方のラーメンが楽しめるが、やはり東京ラーメンの昔からの味は食べていて心が和む。

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立川駅南口ラーメン屋白樺山荘 醤油ラーメン

前回は味噌ラーメンを食べたので、今度は基本の醤油ラーメン750円。
食券を買って、カウンターでしばらく待っていると、醤油ラーメンが出てきた。
一目見てびっくりしてしまったのはそのスープの色。
殆ど真っ黒だ。
まずは具を確認すると、刻んだネギに、カイワレダイコンを刻んだのがひとつかみ。
海苔が二枚、キクラゲが三個ほど、メンマは小さくて細めが4本ほど。
焼き豚は、かなり大きめだが切り方は結構薄い。
丸く巻いてあり、脂身のおおい普通の焼き豚。
それにおそらくは羊肉と思われる挽肉を炒めた粒がスープの上に浮いている。
麺は、味噌ラーメンの時と同じ、やや太めで縮れた、透明感があるが芯のある腰の強い麺。ひとまず、麺と具を食べ終わってスープを飲む。
このスープ飲んでみると出汁の味が殆どしない、醤油の味だけが強いスープ。
単純明快というか、昔はラーメンと言えばこんなスープだったと懐かしい気分がしてくる味だ。
これが、本場札幌の醤油ラーメンだという意地を感じる味だ。

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立川駅南口ラーメン屋凪 海老豚ラーメン

前回は、基本の凪豚ラーメンを食べたので、今回はトッピング追加の海老豚850円を頼んでみた。
出てきたのは、前回の凪豚ラーメンに、海老団子が載っていて、その上に乾燥海老の粉を振りかけた物。
海老団子は、普通におでんにはいってるような海老団子で味付けもなく箸で割ると中に小さな海老が入ってるだけ。
普通に食べて、特に印象もなくスープも飲んで終了。

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立川駅南口ラーメン屋鏡花つけ麺

ここの鏡花のつけ麺、麺を食べた後にタレにスープを入れてくれるという話しなので、今日はつけ麺。
自動販売機でまとめて750円いれるが、350円としか表示されない。
仕方なく全額返金レバーで返金してから、今度は100円玉を一つづつ入れてみた。
一枚機械が受け付けない100円玉がありそれを他の100円玉に替えて食券を買う。
今日は、店主が麺を茹でるのがよく見えるようにカウンターの正面に座る。
しばらくして店主が「間違えて大盛り作っちゃったんですけど食べれますか」と笑顔で聞いてきた。
なんのことか判らないが、大盛りくらいたいしたことはないとおもい「はい」と答える。
どうも自動販売機の音が二度したので、店主が客が二人だと勘違いして麺をすぐ二人分鍋にいれてしまったらしい。
女の子がカウンターにおいた、つけ麺のたれと、麺の入った丼。
丼の上に山盛りになっているのを見て思わず、目が飛び出しそうになる。
麺が二玉にしても、とんでもない量だ。
女の子もつられて笑ったが、笑ってる場合ではない。
朝ご飯の抜いていたからいいようなもの、そうでなければ、相撲部か柔道部の学生でもないかぎりこんなには食べられない。
スープの味など確かめてる余裕はない。
なんとか、丼山盛りいっぱいの麺を平らげると、女の子がたれにスープいれますかと聞く。とてもお腹に入らないので断ってでる。
やれやれ。

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立川駅南口ラーメン屋我流風

立川駅南口駅ビルAreareaの三階、ラーメンスクエアにあるのがラーメン屋我流風
「がるふ」の名前の由来はしらないが、何となく湾岸戦争を思い浮かべる名前。
店の前の自動販売機メニューがいっぱいあって迷うが今日は金がないので、豚骨醤油ラーメン720円。
店に入ると、右方向に細長く延びた店。
カウンターを探すが、厨房は細長い店の左端にあり、間口が狭くカウンター席は端に二席しかない。
カウンターの大半は配膳に使ってるので、とてもカウンターに座る余裕はなさそう。
右奧の席に案内されて、ひとまず食券を渡す。
この店、ラーメン屋にはめずらしく、殆どがテーブル席。
二人がけのテーブルを、くっつけたり離したりして使ってる。
壁際は横長のソファーになっていて、席ごとにずらっとティッシュペーパーが並んでるというのも珍しい。
床は板張りでちょっと粗末な感じの自然木風。
壁と、天井はクリーム色で、照明は普通の埋め込みスポットライト。
テーブルは上面が木目調で、支柱は太めのステンレス。
椅子は、ラーメン屋にしては珍しくグレーの椅子だ。
厨房とは反対側の角の壁には、星の形の木目の飾りがあり、鏡がはめ込んである。
さて、注文した豚骨醤油ラーメンが届いたので具を確かめる。
中央には、モヤシをひとつかみ盛って、その上に刻みネギ、その周りに黒こげたネギがふりかけてある。
これは油で焦げるまで揚げたネギらしい。
それにニンニクの香りがする。
マー油という、ニンニクを使った調味料をアクセントにつかってるためらしい。
それに焼き豚がはいってるが、枚数を確かめると三枚、それもかなり大きめで普通のラーメン屋の焼き豚よりも厚みがある。
この店、焼き豚が売り物の店らしい。
麺は中くらいの太さで、すこしだけ縮れがある真っ直ぐな麺。
茹であがりは、芯が強く歯ごたえのある麺だ。
スープは豚骨ベースのシンプルな味わいだがこくがあり、かなり繊細で深みのある味わい豊かな仕上がり。
味のバランスがよくなかなか良くできたスープだ。
焦がしたネギと、ニンニク味のマー油と、このスープが口のなかで混じり合うと絶妙な味わいでさすがに自慢するだけの味だ。
焼き豚は、口に入れてみると塩味が強く身が引き締まっていて、やらかく煮てあるが歯ごたえがある。
肉自体が、普通のラーメン屋で焼き豚に使う豚肉とは違う肉らしくてまるでローストビーフみたいな味わいだ。
麺と具を全部たべてスープだけになると、器の形が普通のラーメンに使う器と違うのに気が付いた。
ちょうどラッパの先のように、上に広がった形なのだ。
それで普通に盛りつけても、具と麺が大きく広く見えて、その割にはスープは少なめで済む。
焼き豚が目立つように工夫した器らしくて、店の名前も入っている。
スープの味わいと、焼き豚の仕上がりは人気店らしい完成度の高いラーメンだと言える。

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立川駅南口ラーメン屋我聞 俳優河相我聞の店

立川駅南口駅ビルAreareaの三階、ラーメンスクエアにあるのがラーメン屋我聞。
テレビでお馴染みの人気俳優河相我聞さんの店だ。
とはいっても、いつ行っても河相我聞さんが見られるという訳ではないらしい。
入り口は普通のラーメン屋らしくて、自動販売機がある。
ラーメン屋というのは、普通メニューがかなり少ない物だが、この自動販売機押しボタンがたくさんあってすぐにはどれを選んで良いのかわからない。
とりあえず一番上の一番左のボタン、海老醤油ラーメン730円を頼む。
入り口にはウェイトレスの女性が待ち構えていて、さっそく食券を取り上げて半券を返してくれた。だけどこのウェイトレスのおばちゃん、どうもただ者ではない。
食券を取り上げるすばやい手つきは、かなり熟練の技。
それに雰囲気が、普通のラーメン屋のおばちゃんには見えない。
ちょっとしゃれたセレブ風にも見えるこのおばちゃんの後について店に入った。
一目店を見回してびっくりした。
こんな内装のラーメン屋は見たことがない。
床は普通のグレーのリノリウムだが、壁と天井が白。
テーブルは上板が白だが、テーブルの脚が太いステンレスで光ってる。
椅子も上は白だが、やはりステンレスの足。
それにカウンター、半透明のアクリルの下から蛍光灯の明かりが見えて、各席毎に写真が透明なテーブルの下に貼り付けてある。
料理人が麺をゆでる写真だが、これが河相我聞さん本人の写真。
河相我聞さんのファンがラーメンを食べに来たら、嬉しくて気絶しそうなテーブルだ。
それに厨房がかなり広くて、すべてガラス張り。
まるで田中康夫知事のガラス張りの知事室だ。
ブレードランナーの主人公が映画の中でラーメンでも食べていそうな内装だ。
すぐ目の前の調理人、服装も普通のラーメン屋らしくない。
まるでサイボーグ009みたいな、ダブルのボタンの白い上着に前掛けをして、首にはネクタイ風の茶色のバンダナ。
ラーメン屋にはお決まりの頭を縛る手ぬぐいがなく。見た感じは、ホストクラブのホストみたいなイケメンだ。
そういえば、さっきのおばちゃんも同じ服装だった。
目の前の大きな鍋には湯気がたっており、もうすでに麺が入ってゆでてる最中。
しばらくしておばちゃんが麺を運んできた。
具はモヤシがかなり大盛りの載っていてその上にさらに刻んだ水菜が載せてある。
焼き豚はベーコンみたいな形でかなり小さめ。
それにメンマの小さいのが三本ほど。
ラーメンにしてはずいぶんと控えめな具だ。
その分スープを楽しめということらしい。
麺はかなり細麺で、やや縮れた麺。
透明感があり、箸ですくうとなめらかに見える。
口に入れてみると、かなり歯ごたえのある芯の強い麺。
もやしはさっと湯を通した、普通のもやしだ。
メンマはやらかめで味付けがやや濃い。
焼き豚もやや味付けが濃く、脂身がおおく歯触りは柔らかめ。
肝心のスープだが、豚骨ベースのスープでうす茶色に濁っている。
レンゲで口に含むと、かなり味が濃くてこってりとしてそれに海老の味が強い。
褒めて言えば思い切りのいい大胆な味で、男らしい強烈な個性を感じる。
日本的な繊細な味わいとは、方向がかなり違う。
いつまでも口の中に味が残るスープだ。
スープを飲んだ後、器を確かめたが、中側はグレー、外側と縁は緑色の焼き物でラーメンの丼にしてはちょっと変わった焼き物だ。
ここのラーメン、普通のラーメンとはちょっと毛色が変わった創作ラーメン風の味わいで、和風と言うよりフランス料理風のラーメンといった印象だ。

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立川駅南口ラーメン屋凪

立川駅南口駅ビルAreareaの三階、ラーメンスクエアにあるのがラーメン屋凪。
つい先日2006年10月6日に開店したばかり。
「凪」と言う店名はずいぶんと変わった名前だ。
店の前に置いてある自動販売機で食券を買う。
どれにしようかとボタンを見ると「ラーメン」の文字がない。
さてと思って眺めてみると「黒豚」とか「赤豚」とか書いてあってスープがいろいろ選べるらしい。
名前からして「凪豚」700円というのが標準みたいなので、これにする。
店の中に入ってみると、正面に厨房があるが、厨房の間口が狭くて、厨房に面したカウンター席は三席しかない。
カウンターも高い位置にあり、椅子は背の高いストールだ。
店は板張りの和風の内装で、床も板張り。テーブルと椅子は黒を基調にした配色で、照明も和風だ。
カウンター席は壁際にもあるが、これはかなり幅が狭い。
左奧が、テーブル席になっていて、ラーメン屋にしてはテーブル席が多いが、テーブルは小さい二人がけをふたつづつ繋げて四人がけにしている。
家族連れでも入れるテーブルの配置だ。
厨房の奧には、店員が三名ほど。
凪の染め抜きのはいった手ぬぐいを頭にまいて、黒いTシャツも胸に凪のマーク。
黒地の前掛けにも、手書きで凪のマークがある。
すぐ目の前右側から、湯気が立っていてそこで麺をゆでるらしい。
注文が入ると、店員が「麺入ります」と大声を掛けて、できあがるとまた「麺出ます」と大声をだすので結構うるさい。
店の奥大きなステンレスの浴槽のような鍋に豚の骨が大量に水を被って入ってるのが見える。
この店の奧でちゃんと豚骨からスープを作っているのだ。
厨房の奧には他に店員もいるのに、調理をしているのはカウンター前の一人だけ。
麺を鍋に入れては、ゆであがると、具を載せている。
他の店員はそれぞれ役目が違うらしい。
程なくでてきた麺、丼は普通のしろいラーメン用の丼だが、店の名前凪が赤い文字で入ってる。
まずは具を確認。
焼き豚がかなり大きく厚みもある。それにワケギを刻んだのがひとつかみ。それにゆでたモヤシがひとつかみ。
ラーメンには定番のメンマがない。
それによくよく見ると普通のラーメン店にくらべてスープがかなり少なめだ。
随分とシンプルな具だが、焼き豚に自信があるらしくそれで名前も「凪豚」となってるらしい。
麺を箸ですくうと、細めの真っ直ぐな麺。
立川でも、一蘭や、ZEROで使っているのと同じ種類の麺だ。
ゆで加減はやや堅め。
だが食券を渡すとき、麺のゆで加減を聞かれるので、ゆで加減は調整してくれるらしい。
一通り麺の味を確かめてから、焼き豚と箸ですくってみる。
やはり普通の店の焼き豚より一回りも大きくて、その上厚みもかなり厚い。
煮るとき凧糸で巻き込んでいないらしく、脂身が真っ直ぐはいった細長の焼き豚。
やや歯ごたえがあり、豚肉らしい食感があってなかなかよくできた焼き豚だ。
スープは豚骨をベースにして濁ってうす茶色だが、このスープ臭みがないのにこくがあり、微妙に味の奥行きのあるバランスのよく取れたスープだ。
豚骨の味を上手くいかしていて、それでいて深みのある味わい。
これだけのスープの味はなかなか出せる物ではない。
絶品という言葉を使ってもいい味だ。
席を立って、もう一度店の中を確かめると、ちょうど一番目につく所に小さなテーブルがあり、袋入りの椎茸、生節、干した小魚などが無造作においてある。
これが味の秘密らしいが、材料が判っただけでは、この味真似できる物ではない。
具が少なめなので700円はやや割高だが、スープの味は十分にそれだけの価値のある仕上がりだ。

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立川駅北口ラーメン屋ZERO

立川駅北口、伊勢丹裏横のビルの地下一階にあるのがラーメンZERO
ZEROという店名、ラーメン屋にしてはちょっと風変わりだが覚えやすい店名だ。
入り口の正面に暖簾が掛けてあるが、手書きの暖簾。
地下に降りる階段は狭くて、急だ。
階段の両側には、板きれがずっと並んで取り付けてあり、和風の板塀の雰囲気。
階段したにも看板があるが、これも手書き。
ドアを開けて店にはいると、すぐ自動販売機がある。
メニューは、ラーメンとつけ麺がメインで追加トッピングも選べる。
ひとまず一番基本のラーメン700円を頼む。
店の中はあまり広くなくて白と黒を基調にしたインテリアで、天井のランプは黒い円筒形のスポットライト。
インテリアだけ見ると、普通のお酒をだすバーみたいな感じだ。
奧の三分の一くらいは厨房。
厨房にそってカウンターがある。
カウンター席のほかに二人がけのテーブルが壁際に二セットあるが、テーブルは随分と小さい。
カウンター席の椅子は、和風のいすでなく、パイプの製の背の高いストール。
おかげで目の高さから、カウンターの中の厨房が見渡せる。
厨房の中は、男の子が二人調理をしている。
茶色のズボンに、お揃いの黒のTシャツ、頭には手ぬぐいを巻いている。
一人は麺をゆでる係で、もう一人が具を載せて配膳する係。
ちょうど厨房の中央に、麺をゆでる機械がおいてある。
一メートル四方はあるステンレス製の大きな機械の真ん中が鍋になっていてお湯が煮えたぎってるのが見える。
一昔前はラーメン屋と言えば大きなガスコンロの上に、特大の鍋をのせて麺をゆでた物だが、今時そんな店は滅多にない。
ステンレス製の麺をゆでる大きな器具を使ってる。
もちろん、前みたいなガスコンロを使った方が味が良いわけでもない。
目の前で麺がゆであがって、男の子が麺のお湯をきる動作がみえる。
これを見るのと見ないのでは、ラーメンを食べる気分というのは随分と違う物だ。
男の子がカウンターに出来上がったラーメンを置いてくれた「熱いのでお気をつけください」と言ってくれるのは嬉しい。
ラーメンを見てまず最初に驚くのは、ラーメンなのにきちんと盛りつけしてあることだ。
普通ラーメンという物は、適当に具をのせるだけで盛りつけなんてことはいちいちしない。
だがここのラーメン。ネギの盛りつけ方がちゃんと日本料理の用に盛りつけてあるのは凄い。
具をチェックしてみると、一番上に乗ってる緑色はネギではなくネギより細いワケギだ。
ワケギはネギより値段が高いので、ラーメンには滅多に使わない。
刻んだワケギの下に、縦に細切りした細いネギが置かれていて、その下には軽くゆでた白菜が数切れ。
だがそれだけではない、よくよく見ると黄色い柚のみじん切りがほんのわずかだけ載せられている。
それに驚くのはそれだけではない。
穂先メンマが二本はいってるがそれが信じられない事に、長さ20センチくらいあるのだ。
こんなメンマは見たことがない。
それに焼き豚が見た感じ長細い。
普通は焼き豚を作るときは凧糸で巻いて丸くしてから煮るのだが、ここの焼き豚は丸く縛ってないのだ。
一通り具をチェックしてから、器も確かめる。
真っ白でなんの飾り気のない器。
周りを見ても何の模様もない。
それだけ、ラーメンに自信があるということなんだろう。
さて麺を箸ですくうと、細めの真っ直ぐな麺。
歯ごたえはかなり堅めだ。
麺をそこそこ食べてから、具の味を順に確かめる。
メンマはやらかくて味もしみていてなかなかいい。
焼き豚は、脂身も多く焼き豚らしい臭みもほどほどに残っていて食べ応えがある。
ネギとワケギを箸で摘んで口に入れると、所々に柚の小片が混じっていて、舌先の柚の味がする。
スープはかなり濁っていて鰹節の小さな粒がそのまま混じっている。
味は豚骨をベースに、鶏ガラと削り節と煮干しを組み合わせたかなり濃いめの強い味だ。
よほど自信がないとこれだけの強い味のスープは出せない物だ。
味がかなり濃いいのでスープを全部飲むのは、結構大変。
時々ゆずの小片が舌先に載ってかすかに柚の味がする。
出汁の、削り節の小さな粒も舌先に絡みついて色々な味を組み合わせて居るのがわかる。
具もかなり多めなので、食べ応えがある。
700円でこの味なら、かなり安い

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立川駅南口ラーメン屋白樺山荘

立川駅南口駅ビルAreareaの三階、ラーメンスクエアにあるのが北海道ラーメン白樺山荘
店の前には自動販売機があり、食券を買う。
押しボタンは、ラーメンが三種類、味噌、塩、醤油だ。
それぞれ辛さが、普通、ちょい辛、中辛、激辛と選べる。
ほかにも追加トッピングが選べる。
大抵の店では、醤油ラーメンが、一番左の、ちょうど押しやすい位置についてるものだが、この白樺山荘では一番左のボタンは、味噌ラーメン。
てことは、味噌ラーメンがお勧めというか、自信の味らしい。
いつもは基本の醤油ラーメンで味見するのだが、今日に限って味噌ラーメン750円を頼むことにする。
店にはいると、店の間口が狭い割に中は左奧に奥行きがあって結構広い。
席も厨房正面のカウンター席の他、四人がけのテーブルも結構ある。
だけどそこはラーメン屋のこと、テーブルはラーメンを置いて食べる最低限の広さしかない。
厨房は一段高くなっているので、中の調理の様子はわからない。
店の内装は、山荘をイメージした煉瓦風になってるが明るい色なので店は清潔な印象。
煉瓦の壁にはポップアート風の白樺の絵が、順にならんでいる。
照明はあんどん風の小さな和風の電球。
ほどなく味噌ラーメンを店員が持ってきた。
一目見てあまり見かけない味噌ラーメンだ。
器がまず和風で普通のラーメンの器より大きく、それでいて高さがすこし低い。
具がいっぱい入ってるので、器が大きいほうが確かに食べやすそう。
この器、茶道の湯飲みをそのまま大きくしたような、高級そうな器で模様も入ってる。
私は焼き物の事はわからないので、どこの何焼きかは見当も着かない。
竹製の大きなスプーンもいっしょに着いてきた。
この竹製のスプーン、始めてみたときは随分とびっくりしたものだが、いまでは結構当たり前。
だけど中華風のレンゲに比べてあまり使いやすい物ではない。
さて問題の味噌ラーメン、普通の味噌ラーメンより具がかなり多い。
刻んだネギは入っていて普通だが、それに三つ葉も刻んでのせてある。もやしも結構いっぱい入っていて、よくよくみるとタマネギの小片も見える。
炒めてあるらしく、色がちょっと茶色だ。
ラーメンの具にタマネギというのは結構めずらしい。
それに、海苔が二枚に、キクラゲが3、4切れ、メンマの3、4本入ってる。
焼き豚は、四角く1センチほどに切った形で数個はいってる。
焼き豚の脂身もそのまま一センチ四角ではいってるのにはちょっと驚いた。
これは我慢して食べるしかない。
他にも挽肉を炒めて味付けしたらしい固まりが、もやしの中に混じってる。
どうもこれは北海道名物のジンジスカンをイメージしてるらしい。
麺を箸ですくって見ると、やや太めで縮れて透明感のある麺。
口に入れると、腰がつよく歯ごたえが堅めだ。
ラーメンの麺としては、食べ慣れた感触で安心感がある。
ラーメンにしては具が結構おおいので食べていてもそこそこお腹が一杯になる。
一通り食べてあとはスープだ。
よくよく見ると、唐辛子の細かい粉がスープに混じってる。
最初から、唐辛子の辛い味付けだ。
これに追加の、中辛や、劇辛を頼んだら、そうとう辛くなるに違いない。
私は辛いのは苦手なので頼まなくてよかった。
スープは普通にみそ味でやや味が濃く、それでいて甘みも強い。
臭みのないスープは飲みやすいが、ちょっとものたりない気もする。
辛いスープなので全部の飲み干すのは結構大変だ。
器の底にはなにやら模様が見える。
器の横についてる模様と同じ模様だ。
文字なのかそれとも何か意味があるのかは、ちょっと判らない。
テーブルのすぐ目の前に、ゆで卵がたくさん籠にいれてあり、無料と書いてある。
ラーメンの口直しにゆで卵ということらしい。
殻をむいて食べてみると、普通の半熟卵。
幾つ食べてもいいらしいが、一つ以上はとても食べられない。
750円で具もいっぱい入ってゆで卵も付けば味噌ラーメンとしては割安な方だ。

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立川駅南口ラーメン屋一蘭

立川駅南口を降りて、場外馬券売り場方面にしばらく歩くと、ラーメン屋一蘭の看板が見える。
だけどこのラーメン屋ちょっとと言うか、かなり変わってる。
店の間口が狭く、中が見えないのでちょっと見たところパチンコの景品交換所と間違えてしまうような入り口。
だが、よくよく見ればラーメンの品書きが貼り付けてあり確かにラーメン屋に違いない。
すぐ目の前の自動販売機でまず食券を買うのだが、なんとラーメンのボタンが一つしかない。
それに追加のトッピングは、焼豚とネギとキクラゲ。
あとは、ゆで卵に、替え玉に御飯のボタンのみ。
これだけラーメンに徹底してる店も珍しい。
ドアを開けて狭い間口に入ると、電気式の掲示板がまず見える。
空いてる席が自動的に表示される。
カウンター席12席、テーブル席2、4、2の全部で20席だ。
席が空いてるのを確かめて、中にはいると目の前は細い通路でカウンター席が並んでる。
異様に狭い店内だが、それはカウンターと厨房を板で仕切ってるためで、その上カウンターの席同士にもしきりがあり、テーブル席の小部屋に仕切られている。
照明も薄暗くて、店の中ははっきりとは見渡せない。
店は奥行きもあり敷地自体はそこそこの広さなはずだが、細かく仕切られているので入ってみるとずいぶんと狭い印象だ。
空いてる席に座ると、厨房との仕切板は間口が高さ50センチくらいしかない。
そのため向かい側に店員が来ても、顔は見えずに手が出てくるのが見えるだけだ。
まるでラブホテルの受付みたいな作り。
そのうえ厨房の中もカーテンで隠してあり奧に見えるのは、紺色のカーテンのみ。
テーブルの上には小さな紙と、鉛筆が置いてあり、注文のアンケート形式で書き込んで呼び鈴をおすと店員が紙を受け取るというシステム。
麺をゆでる堅さや、スープの濃さ、ネギの種類、秘伝の垂れの量、ニンニクの量など、結構各項目が多い。
焼き豚も入れるか入れないかの選択ができるが、焼き豚無しを選んでもそのぶん安くなるわけではない。
頼んでからそれほど待たずにラーメンが出てきた。
なんど丼が黒い色で、店の名前が入ってる。
店の名前入りの丼というのは、よほど自信のある店でないと滅多には作ったりしないものだ。
スープの色は豚骨系のスープで濁っていて、ややうす茶色。
具は、焼き豚が二切れに、あとは刻みネギだけという超シンプルさ。
ひとまず麺を箸ですくって見ると、ラーメンにしては珍しく極細と言っていいくらいの細麺で、縮れのない真っ直ぐな麺だ。
近頃ではラーメンと言えば太めの縮れ麺が定番なので、よほどの自信がないと細麺は出せない。
ゆで加減は5段階に選べるが、私の選んだのは普通のゆで加減。
それでもちょっと堅めで芯が歯に当たるくらいのゆで加減だ。
太めで腰のある麺に慣れていると、ちょっと違和感のある歯触りだ。
スープはラーメンとはいえ、醤油味がせず、やや薄い味噌汁みたいな味付け。
ベースは豚骨スープなはずだが、豚骨スープ特有の臭みがまったくない。
特製のタレは麺の中央に載せてあるのでこれを食べる前にスープに混ぜないといけない。
このタレ、見た感じも豆板醤みたいな色で、飛んでもなく辛い。
だがスープも、特製のタレも塩味が全然無くて、甘みがかなり強い。
辛さのせいで塩辛く感じてしまうスープだが、実はかなり甘い味付けだ。
ラーメンのスープにしてはなんとも不思議な味。
焼豚は二枚入っていて厚みは薄いが、かなり大きめだ。
それに脂身をたっぷり巻き込んであり、やや歯ごたえがある堅さ。
メンマの入ってないラーメンというのも珍しいが、それはそれでこだわりがあるのだろう。
麺を食べ終わった後のスープは、特製のタレの辛みが強くて全部飲み干すのはかなり大変だ。
だがラーメンというのは、スープを全部飲むのが礼儀と言うか常識だ。
頑張って飲むしかない。
やっとのことでスープを全部飲み干すと、店の丼の底にはなにやら文字が見える。
スープを全部飲んだ人だけが見えるお楽しみだ。
私の隣に座ったのは、二人ずれのカップル。
二人の間の仕切が随分とじゃまそうだ。
お喋りしようとするたびに、後ろに二人で身を乗り出して通路を塞いでる。
それに後から来たカップルは、私の両側にしか空き席がない。
店を出ようとすると、家族ずれがテーブルの空くのを待ってる。
座席にはスイッチがついてるらしく、席を立つと自動的に掲示板のランプの表示が変わる仕組みらしい
このラーメン屋一蘭、カウンターの狭さを考えると、大勢で行く所ではないみたい。

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立川駅南口ラーメン屋ちりめん亭

立川駅南口を出て、マクドナルドの角を右に曲がり、ほんの50メートルも歩けば、ラーメン屋のちりめん亭に着く。
駅前すぐの好立地だが、その割にはあまり目立たない店だ。
ガラス戸を手で開けて中に入ると、間口の狭い割に奥行きのある細長い店。
いかにも普通のラーメン屋といった作りだ。
カウンターの作りはいかにも清潔だが、それでいて厨房の中は雑然としてる。
メニューはラーメン以外はほとんど無い。
ひとまずカウンターで注文したのは中華そば一杯470円、他にも特選中華そば一杯690円もあるが、なにぶん金がないので安い方を頼む。
土曜の午後というなんとも大混雑なはずの店、以外と客がすくない。
立川の南口というのは、場外馬券売り場のある東側がいつも混んでいて、西側の通は人通りの割には結構店がすいてる。
店を取り仕切っているのは狭いカウンターの中の厨房におばちゃんが三人。
おばちゃんといえば、アニメの忍タマの食堂のおばちゃんをおもいだしてしまう。
年の頃はどうにも判らないが、みな眉をきちんと整えてお化粧もばっちりしてる。
そうは言っても一応は食べ物の店らしく、化粧品の臭いがしないようにはちゃんと気を使ってる。
殆ど待つことなく中華ソバが出てきた。
中華ソバ屋というのは、ソバをゆでる大鍋の湯気で店の中がかすんでいて、ゆであげたソバのお湯を切る店主の腕前もなかなか見物なのだが、さすがおばちゃん。
芸らしい芸もなく、簡単に盛りつけて出すだけだ。
ごく普通のラーメンどんぶりに、すこし色の薄めのスープ、やや小さめのチャーシューが二枚。おおざっぱに掴んでいれたような細いメンマが結構たくさん入っていて、東京風のラーメンらしく海苔が一枚のせてあり、刻んだネギが適当に載せてある。
麺はやや細めだが、ちゃんと縮れていていかにもラーメンらしい。
口にいれると、スープはごく普通の東京風。
麺はやや腰の強いちょっと堅めの、歯ごたえのある麺だ。
どうもこの店麺が売り物らしくて、多加水完熟麺と大きく書いた箱が店の奥にある冷蔵庫にいっぱい入ってるのが見える。
ラーメンの麺はちょっと堅めのゆで加減でないと食べた気がしないが、ゆで方はまるで時計で計ってるみたいに丁度良い。
メンマは細くて小さめだがちゃんと味付けのしてあるし、結構いっぱい入ってる。
焼き豚はかなり薄くて、やや肉の臭いが残っていて食べずらいが普通にやらかいし、この値段で二枚入ってるというのはうれしい。
スープは、見た目はちょっと色が薄めだが、味はあっさりしてる割には結構濃くて醤油味と塩味が強くいかにも東京風。
鶏ガラをベースにして野菜やスパイスでうま味をつけた標準的な味だ。
東京の人だったら、普通に食べて楽しめる味で、東京以外の人にもこれが東京ラーメンの味と勧められる。

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立川駅南口ラーメン屋鏡花

立川駅南口ラーメン屋鏡花

立川駅南口を出て、モノレールにそって真っ直ぐ進み、大きな十字路を右に曲がり、スーパー稲毛屋のすぐ先が、ラーメン屋鏡花だ。
ラーメン屋にしては珍しく、和風の作りで外から店の様子が伺えない。
入り口を入ってすぐに自動券売機があるが、メニューはラーメンが数種類だけで押しボタンの数が極端に少ない。
店の中に入ると、照明が暗くてほぼまっ暗のなか、スポットライトが厨房に向けられている。
カウンターに座ると、厨房がまるで舞台のように見えてその中央に店主がラーメンをゆでるのが見える。
客はラーメンを食べながら、店主がラーメンをゆでる手つきを勧賞するってことらしい。
店全体は民芸の古い農家風に作られていて、周りの壁はすべて茶色の塗り壁。
入り口も、茶色の塗り壁で遮られている。
窓はないので外は見えないしまっ暗。
天井にも古木が吊されていて、いかにも農家の雰囲気だ。
奧の壁には囲炉裏の飾り付けも見える。
客の席には小さい照明ランプがカウンターの各席ごとに用意されているが、この照明よく見るとファイバーライトだ。
ファイバーライトは知ってる人はしってるが、スワンネックとか、コールドライトとか言われていて、熱をもたずに、好きな方向に指向性の強い照明だ。
工場などで製品検査につかったり、実験室で照明に使うことがあるが、ラーメン屋でこのファイバーライトを使ってるなんてのは始めて見た。
ラーメン屋に限らず、飲食店でどころか、一般の商店で照明に使ってるのを見るのは初めてだ。
一セット数万はするというこの照明、二軸のファイバーを使っているとはいえ、座席の数だけ用意してあるというのは、どうにも大変な出費
なんんともまあ、理解できない店作りだ。
さて問題のラーメン。
頼んだのは、スタンダードな醤油ラーメン一杯700円
女の子が運んで来てくれたのはいいが暗くてよく見えない
なにしろ照明はファイバーライトだけで、それも暗くしてあるので、なんとか照明の下に丼を置いては見た物の、ラーメンの丼自体もよく見えないのだ。
上に乗っているのは、メンマ三本、焼豚二枚、それに三つ葉を刻んで載せてあるだけ。
なんともシンプルだ。
スープの色が濃くて、スープの中の麺が殆どというか全然見えない。
まずは麺を口に中に入れてみると、やや太めの腰のある麺。
とはいってもちょっと柔らかめのゆで具合だ。
メンマはラーメンの具にしては、ちょっと大きめで味付けしてある。
焼き豚はやや薄目だが、柔らかな歯触り。
肝心のスープだが、一口飲んだだけでもかなり強烈。
とんでもなく濃いめの味だ。
鶏ガラスープをベースに、和風の削り節をたっぷり使ったスープ。
削り節の粉で、スープが濁っていてスープが真っ黒に見える。
まったく、なんの飾り気もない味。
濃いめの味付けが好きな東京の人でもこれだけの、濃い味はちょっと毎日は食べられない。
美味しいスープと言っていいのか、素朴な味と言っていいのか、好みによって意見がかなり差が出るだろう。

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